離婚しようと決めた日
子供5人連れて離婚なんて・・・と、驚かれるかもしれませんね。
結婚生活18年目の決断でした。
それまでは、どんなに大変な時も「離婚」を考えたことはありませんでした。
「私が頑張ればどうにかなる」
「私がやるしかない」
自分にそう言い聞かせ、今は大変だけど、あと何年か経ったら、穏やかに暮らせるだろうと信じていたのです。
何年も何年も夫に振り回された生活を送っていました。
そしてあの日。
ケンカや言い争いがあったわけではありません。
でも、堤防決壊というかオーバーフローというか・・・
自分の中の『何か』が一線を越えたのでしょうね。
「もう一緒には暮らせない」
「子供たちが巣立った後、ふたりだけで過ごすなんてムリだ」
「離婚しよう」
そう決めました。
結婚生活は長かったのですが、離婚しようと決めた後は早く動きました。
すぐに、スマホで不動産情報を探ると、一発目で好条件の部屋が見つかりました。
運も味方している!そう思いました。
次は、子供たち全員の気持ちを確認しなければなりません。
子供たちを残して出ていく気はありませんでしたし、兄弟姉妹を引き離す気もありませんでした。
まずは1人ずつ話をし、最終的には私と子供全員で話し合いました。
私は、夫とはこれ以上暮らしていけない、子供たちとは離れたくないから一緒についてきてほしい、と正直に伝えました。
末っ子は3才でしたが、中学生2人と高校生2人の子供たちが、「お母さんが決めた通りでいい」、「お母さんが良いと思うように動いてほしい」と言ってくれました。
子供たちの気持ちを確認した翌日には、夫に離婚したいと伝えました。
夫は定職に就いていない状況でしたので、イヤだと言われないか不安でしたが、「おぅ」と一言で話し合いは終わりました。
「○○がイヤなの」
「××がつらかった」
なんて話は一切無し。
ただ、お役所問題的な都合で、離婚日は翌月1日にしました。
離婚しようと決めてから、約2週間の出来事でした。
その間に、子供たちと一緒にアパートの内見もしました。離婚しようと決めた日、ググって1番最初にヒットした部屋です。6人家族にしては狭いかもしれませんが、きれいで明るいからいいね!ということで契約も済ませていました。
元夫は離婚前の数年間ニートでした。
これが、離婚に至った最大の理由です。
私は、慰謝料や養育費の請求はしない代わりに、家財道具を持って家を出ることにしました。
離婚した日
引っ越し当日。
子供たちと私の親類で家財道具を運び出し、約半日で移動を済ませました。
離婚が決まってから、私も子供たちも断捨離的なことを済ませていました。
なので、当日は本当に荷物の移動だけで済みました。
たくさんの思い出がある家を出ることになり、ちょっと感傷的な私。
そんな私とは対照的に、子供たちはテキパキと動いていました。
そんな姿を見ながら、子供たちと楽しく暮らしていこうと改めて決心しました。
子供たちは、 5人それぞれに、色々な思いがあったと思います。
でも
「お母さんが良いようにしてね」
「お母さんと一緒に行くよ」
と、私の決断を受け入れてくれました。
子供たちには感謝しています。
離婚後の日々
子供の数だけ大変なことがあります。
でも、子供の数だけ笑いがあります。しかも大笑いです。
私は、子供たちと一緒に暮らすことができ、本当に幸せだと思っています。