離婚後の生活を想像してみると…今より余裕がある?!
離婚したいと思っても、子供のことや生活のことを考えると不安になりますよね。
「私ひとりで、子供を育てていけるのか?」
「子供がいるのに、離婚したら生活はどうなるんだろう?」
「私に何かあったら、子供たちはどうなるの?」
心配事は尽きないと思いますが、まずは、離婚後の生活を想像してみませんか?
あなたは、ずっと1人で頑張っていますよね。
家族のため、夫のため、子供のため。
自分のことは、考えたことも無いかもしれませんね。
家でも職場でも、息つく暇もなく動き回り、気が付けば1日が終わっている。
もうどれぐらい、そんな生活をしていますか?
自分にとって大切なのは何ですか?
あなたには、ゆっくり座れる椅子(もしくはスペース)がありますか?
そして、落ち着いて食事をしていますか?
子供のことではなく、あなた自身のことを振り返ってみて下さい。
どうですか?
おそらく、しばらくの間、ゆっくりと過ごしたことがないのではないでしょうか。
私の場合、離婚前の数年は、家に居ても落ち着くことができませんでした。
夫は、結婚7年目から持病のため職を転々としていました。
家事などは全然できない人でしたが、家族への愛情は持っていました。
私も、そんな夫をできる限りサポートし、足りないところはカバーしてきたつもりです。
でも、結婚15年目ごろから家族に対する気持ちが無くなったようで、全く働かなくなりました。
毎日、自室にこもって酒を飲み、会話といえば「酒買ってきて」だけ。
知人から借金して買い物をしたり、夜中や朝方に飲み屋で酔いつぶれたのを迎えに行ったり。
私は、毎日振り回されて落ち着かず、気が休まることがありませんでした。
しだいに、子供たちも、父親に対して不安を感じたり、反発や不信感を持つようになっていました。
そのうち、私は夫と過ごすことが苦痛になってきました。
5人の子供がいて、末っ子は本当にかわいい盛りでした。
でも、家に帰るのも辛くなり、仕事帰りの車の中では、家に近づくとなぜか涙があふれてきました。
それでも、頑張れたのは子供たちがいたから。
子供たちと話していると、私は1人ではなく、共に過ごす明るい未来を描くことができました。
私にとって1番大切なものは「子供たち」。
言い換えれば「子供たちとの時間」。
普段から、子供はいずれ巣立つと考えてたので、私にとって子育ては「期間限定」です。
「子供との時間を大切にしたい」
その気持ちがだんだん強くなっていきました。
自分のことを考えたことはありますか?
振り返るとワンオペ生活は10年になっていましたが、子供たちがいたから頑張れました。
どんなに大変なことも、子供たちの笑顔や成長で吹き飛ばしてきた10年でした。
その間、5人の子供たちは元気に成長しました。
そして私は40才になっていました。
結婚なんてしなければよかったと思ったことはありませんが、子供たちが巣立った後、夫とふたりで暮らすのはつらいなと思うようになりました。
夫に振り回され、自分ではコントロールできないことに悩むより、シングルマザーになって、子供のことや自分のことなどに丁寧に向き合う方が良いな、と考えるようになりました。
離婚後の生活はどうなると思いますか?
単純に、夫と関わる時間が無くなるので、時間的な余裕が生まれます。
仕事をしながらワンオペで子育てや家事をするあなたにとっては、時間の余裕はかなり大事ですよね。
その「時間」は、子供たちだけではなく、自分のためにも使えます。
子供たちとゆっくり話したり、料理やおやつ作り。
昔やってた趣味を再開したり、自分が好きな映画やドラマをみたり。
色々と大変なことがあるだろうけど、楽しい時間もあるんじゃないかな。
そう思うと、なんだか「希望」が見えてきませんか?
普段の生活を想像して下さい。
朝、起きて。
朝食や弁当の準備をして。
洗濯機も回します。
子供たちは学校へ。
私は仕事へ。
でも。
今までより、なんだか目覚めが良い。
食事の支度も洗濯もそんなに面倒じゃない。
子供たちの顔もよく見える。
朝の慌ただしい時間もスムーズに流れるような気がしませんか?
そして、夕方。
「雨降ってきたけど、傘持って出たかな?」
「今朝、鼻水出てたけど大丈夫だったかな?」
「今日はハンバーグにしよう。喜んでくれるかな?」
子供たちの様子を想像しながら帰宅します。
疲れていても、子供の顔を見ると、もうひと頑張りできます。
不思議ですよね。
贅沢はできなくても、子供たちが「おいしそう!」と喜んでくれるのを想像しながら、夕食を用意します。
「おなか空いたー!」
「もう少し待ってねー。」
騒々しいですが、夕食はみんなで。
互いに1日の様子を話しながら、ゆっくり食べます。
大笑いしたり、ボーっとしたり、たまにはグチもこぼすでしょう。
子育ては「期間限定」です。
フルタイムで働いていると、子供と過ごせる時間は朝と夜だけ。
あなたは、その貴重な時間を、どのように過ごしたいですか?
私は、心の底から、子供たちとたくさんおしゃべりしたり、色々な体験をしていきたいと思いました。